パソコンに詳しい方は「LANケーブル」の名称を
聞いたことがあるでしょう。
今や、パソコンに限らず、
動画に対応したテレビや、
ゲーム機などにも使われていると思います。
そんなLANケーブルにも種類があるのを
ご存じでしたか?
お使いの光回線やネット環境が最新でも、
使用しているLANケーブルが旧式だと、
充分に速度が出ない原因にもなり兼ねません。
では、その違いを見ていきましょう!
初心者に対しても、
なるべく分かりやすい目線で
説明していきます。
LANケーブルの種類
ストレートケーブル
ケーブル内の銅線がストレートに
配線されているケーブル。
主に、Wi-FiルーターやHUB、
パソコンなどに接続するケーブルで、
一般的に使用する「LANケーブル」は殆どがコレ!
クロスケーブル
ケーブル内の8本の銅線がクロスに
配線されているケーブル。
パソコン同士の、データのやりとりの
接続に使用します。
LANケーブルの形状
スタンダードタイプ
一般的に使われている
スタンダードなLANケーブル。
フラットタイプ
平べったい形状のLANケーブル。
カーペットの下に這わしたり、ドアの隙間に
通したりと、キレイに設置できます。
極細タイプ
ケーブル自体が細いので、狭い場所や限られた空間での配列に最適!
カテゴリ(規格)
LANケーブルはカテゴリ(規格)で
分類されていて、
その数字が高いほど、通信速度が速くなります。
順番で並べると、
Cat.8>Cat.7A>Cat.7>Cat.6A>Cat.6
>Cat.5e>Cat.5 となります。
分かりやすく、表で見てみましょう!
カテゴリ(規格) | 通信速度 | 伝送帯域 |
Cat.8 | 40 Gbps(40,000 Mbps) | 2,000 MHz |
Cat.7A | 10 Gbps(10,000 Mbps) | 1,000 MHz |
Cat.7 | 600 MHz | |
Cat.6A | 500 MHz | |
Cat.6 | 1 Gbps(1,000 Mbps) | 250 MHz |
Cat.5e | 100 MHz | |
Cat.5 | 100 Mbps |
付属で付いているのは一般的に
Cat.5eかCat.6のものが使われている事が多いようです。
伝送帯域とは?
データ転送に使われる周波数の
幅広さの数値をいいます。
つまり、数値が大きい程、
伝達できる情報量を多く送れる!
速度が速い!という事!
間違いないって事か!
まとめ
ケーブルの形状は環境に合ったものを選びましょう!
しかし、カテゴリに関しては、数値が大きいに越した事はないのですが、
値段が高いのがネックとなります。
また最近では、
今まで光回線の速度が一般的だった、
1 Gbpsよりも10倍速い、10 Gbpsの回線も
エリアによっては、
ご利用できるようになってきています。
なので、お使いのネット環境に合わせて、
1 Gbpsの光回線を使っている方は
→ Cat.5e か Cat.6 を
10 Gbpsの光回線を使っている方は
→ Cat.6A 以上のものを選ぶようにしましょう!
引っ越しシーズンの時期でもあり、
LANケーブル購入の目安になればと思います(^^)